よく「特養」と呼ばれているものが「特別養護老人ホーム」です。特別養護老人ホームは、公的福祉施設です。入居できるのは、原則65歳以上で、介護度1以上の人です。自立している人や要介助の人は入居することができません。また、特別養護老人ホームの特徴でもありますが、要介護の状態が認知症や重度の介護度など、緊急性が高い人が優先的に入居することができます。そのため、希望の施設に入居するまで、何年も待たなければならない場合もあります。入居費用については、毎月支払う費用は低額で、入居金は不要です。また、居室はほとんどが4~5人の相部屋です。
それに対し有料老人ホームは、民間施設で、施設によって違いますが、自立している健康な人から要介護の人まで入居が可能です。また、入居するには毎月支払う費用と入居一時金が必要になります。特別養護老人ホームと比べると毎月の費用は高額です。居室はほとんどが個室です。有料老人ホームと特別養護老人ホームの最大の違いは、特別養護老人ホームは要介護者のために、介護をするためにつくられた施設であるのに対し、有料老人ホームは、快適な日常を送るために、介護の他に食事などのさまざまなサービスを提供する施設であることです。
介護支援専門員とも呼ばれ、介護の専門職のひとつです。各市区町村から委託を受け、要介護認定の申請に必要な訪問調査を行います。また、要介護の認定後は、ケアプランの作成をします。要介護者本人の心身的状況や生活状況などを理解し、どのような介護をどのくらい必要か、最適なケアプランの作成が求められます。その他の業務として、介護サービスがケアプランに沿って提供されているか確認したり、要介護認定の申請援助などがあります。また、ケアマネージャーの資格は、2004年から施行された「介護保険法」により、公的な資格となりました。
訪問介護の際、要介護者の自宅に訪問し、実際にサービスを行う人のことで、訪問介護員とも呼ばれています。ホームヘルパーは、大きく分けて、介護保険制度でのヘルパーと、障害者支援費制度でのヘルパーに分けられますが、介護保険制度でのヘルパーが圧倒的に多いです。公的な資格ではなく、ホームによっては資格のない、介護スタッフもいます。ホームヘルパーは3段階に分かれ、掃除や洗濯などの家事支援を行う3級、おむつ交換や排泄、入浴、食事介助などの身体介護の介助を行う2級、ヘルパー管理ができる1級があります。ホームヘルパーは老人保健施設や特別養護老人ホーム、療養型病院、デイサービスセンター、訪問介護事業所などさまざまな場所で活躍しています。また、知識や記述を生かして、ボランティア団体で活躍するヘルパーさんもいます。
要介護者に対し、生活上の援助を行う国家資格です。介護についての専門的な知識や技術を持ち、必要に応じて、介護者の能力の維持や回復の援助をしながら、自立への支援を行います。食事、入浴、着替えなどのサポート、掃除・洗濯などの家事援助、通院の付き添い、外出や送迎、緊急時の対応、要介護者の家族への助言など、幅広い業務をこなします。介護福祉士は、特別養護老人施設や介護老人施設、訪問看護やデイサービス施設、病院など、介護に関するいろいろな現場で活躍しています。介護福祉士になるには、高等学校卒業または同等以上の後、専門機関で2年以上専門教育を受け卒業するか、実務経験を3年以上行い、介護福祉士の国家試験を受け合格する必要があります。